2020/04/24 15:10
みなさまこんにちは、4410ARTショップ運営スタッフです。
第一線で活躍しているアーティストの感性の鋭さには驚かずにはいられない。
宍戸竜二さんに描いていただいた「私という風景」のインスピレーション・アートを見て、改めてそう思った。
私たちは、この世界に生まれてから親や社会に様々な価値観を教えられ、知らず知らずのうちに、自分ではない誰かの仮面を被りながら生きている。
たとえ仮面の中で窒息しそうになっていても、仮面を付けている事に気付かない程、無意識に武装をしているのだ。
宍戸さんはそんな武装が子供だましであると見透かすように、個人的に言葉を交わすのは初めてだった私の本質を、何一つ飾ることなく、全てを削ぎ落とした1枚の風景画として描いて下さった。
この絵は正しく「私」でしかない。
この絵を見て、学生の頃に何故か心を惹かれ、何年もの間ずっと机に飾っていたポストカードを思い出した。
それはブルーグリーンがかったモノトーンの1枚の写真。
凍てついた夜に凍り付く森が遠い地平に見え、雪の積もった平原に凛とした姿で立つ、一本の木が写っていた。
森から離れて立つ木は、すっかりその葉を落としながら、氷のオブジェのように真っ白く輝いている、それはそれは美しい姿をしていた。
宍戸さんが描いた「私」にも、熱い風が吹き抜ける、燃えるような赤い砂漠の風景なのに、なぜか青々と茂った葉を豊かに広げた木が、やはりポツンと一本描かれていた。
いつも一匹狼として身を置いてしまう自分の性とは、こんな風に美しく描かれて良いものなのか。
絵を見た瞬間、喉につかえていた何かがストーンと、胃の中に落ちていった。
添えられたメッセージには、モノトーンの凍り付いた世界の奥で、
情熱に突き動かされ夢中で走っている自分がいた。
思わず目頭が熱くなり、ほろほろと涙が溢れ落ちる。
今の私が私であるために、全てが必要必然であると納得していても、時として感じる生きずらさに疲れていた心に、熱い風が吹き抜け、未だに捨てきれず握りしめていた仮面が、風に乗り遠い何処かへ飛んで行った気がした。
宍戸さんのこの素晴らしいインスピレーション・アートは、私たちが生まれた時から大切に持っている、自分と言う宝を描き出してくれる、癒しのアートなのだと思った。
私はこの絵を見る度に、例え不器用であっても、偽りの仮面は必要ないのだと言うことを思い出し、自分自身を誇りに思うだろう。
宍戸さん、素晴らしい絵とメッセージを、ありがとうございました。
大切に飾らせていただきます。
心からの感謝を込めて
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とてもすてきご感想をいただきました。
読ませていただいき、こちらこそ胸が熱くなる思いでした。
すてきな出会いになれたことをとても嬉しく思います。
もう一つ、インスピレーションアートには、合わせて必ずひとつのストーリーをお付けするのですが、今回のHさんへのストーリーはこちらです。
この小さな文章も、この出会いで感じた感覚に耳を澄ませながら拾い上げた言葉です。
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走る。
見る。
赤い壁。そこにある峰々。
誰にも追われず、誰も追わず、ただ、ただ歩く。
その先に何があるのかなんて、どうでもいい。
ただ、ただ、歩く。
何も考えず、振り返らず、誰もいない、なにもない。
だが、好奇だけはここにある。それだけでいい、それ以外欲しいものなんて何もない。
ただ生きる。
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この言葉にもご本人の人間性が現れていたようで、とても感動していただきました。
ご本人に、ストンと落ちるものがある時は、制作するこちら側にもするりと本来あるべきものが、本来の場所に戻るようなそのような感覚を覚えます。
なかなか普段の生活の中では味わえない、感動的な出来事です。
絵をお渡しするその瞬間が、最大に緊張する時間でもありますが、とても幸せな時間でした。
では、インスピレーションアートを制作すると、本人に一体何が起こるのか。
人と人は本来相手の無意識を読み取りながらコミュニケーションを行います。
ですので、宍戸が特別な何か力を持っているとか、そのようなものは一切ございません。
その人間の持つ特性を生かし、そしてもともとインスピレーションを受け取りながら制作をしていた宍戸にはそのコツがわかり得意である。
そのような前提から制作されるアートでございます。
✦その無意識のやりとりについて商品ページに詳細な説明がございますので、ご興味のある方はそちらもぜひお読みください。
https://www.4410art.net/items/27354312
制作されたアートは制作者の宍戸を通して、ご依頼者ご本人が気がつくことのできない無意識の中の価値観が表現されている。
ということになります。
その完成したアートを見て受けた想いは、自分が忘れてしまった大事な純粋な気持ち。であるはずです。
いつでもその想いに触れられるアートをお部屋に飾っていただき、自分のその想いと一緒に暮らしていく。
アートが加わったその新しい暮らしの中で、自分の思い込みなどのパターンに小さいながらも様々な変化が起きていきます。
その小さな変化は、本来の自分の思考を思い出し、その思考が本来の自分の言葉を思い出し、その言葉が本来の自分の行動を思い出し、その行動が本来の自分の性格を思い出していく。
そしてその先には、本来の自分のあるべき人生を進んでいかれることでしょう。
そう考えております。
人は本来持って生まれた純粋な想いを持っていれば、誰もが充実して満たされた今を過ごし、自分らしい人生を築いていかれることでしょう。
そしてそのアートを暮らす中でも、注意して自分の変化を観察していかないと、せっかくの変化も自分が気がつかなければ、なかったことと同じになってしまいます。
そこで、制作して半年くらいは時折対話などをさせていただき、その変化の見つけ方や、変化することで起こる現実の変化、などへのアドバイスなどもさせていただきます。
宍戸本人も、心理のことや人の内面について人一倍苦労し、人一倍学び、そして様々な変化を起こしてきました。
その間には、数えきれなくらいの苦労や苦しみや孤独などを味わいながら歩き続けてきました。
こうして20年近くアートの第一線で活動していられるのも、そうして学びの中から自分の変化に気づき、日々を大事にしてきた結果とも言えます。
アートと文章と制作後のサポート。
単なるアートではなく、あなたの人生に変化をもたらす特別な一つの機会になれるようこれからも真摯に取り組んでいきます。
人生を変えるきっかけに、このインスピレーションアートに挑んでみるのはいかがでしょうか。
インスピレーションアートお申し込みはこちら
https://www.4410art.net/items/27354312