4410ART shishidoryuji official shop

2020/05/20 11:37

みなさまおはようございます。

4410ARTの宍戸です。


人は誰もが無条件に愛されて、ただ生きているだけで価値がある、そのような存在です。

しかしあくせくと生きていく中で、様々な心の癖を作っていき、自分の素敵な価値を忘れてしまったりすることはありませんか?

アートには、その誰もが持つ素敵な心を思い出させてくれる力があります。


自分だけの絵を見つけた時、それは自分では認識できない、素敵な自分を思い出せたということだと思います。

それは体の中で必ず「感覚」として現れてきます。

誰もが自分の感情とリンクした身体感覚というものを感じています。


例えば、

大勢の前で話すのかと思うと緊張して、胸の中がギュッと掴まれるようだ。とか

あの場所に行かれると思うと嬉しくて、胸の奥がふわっと広がるようだ。とか

子供を抱きしめると、胸の中が満たさるようだ。など。


もし自分が無意識に目を留めるような作品を見つけられたなら、自分の体で何が起こっているのか、

そこに耳をすませてみてください。

思いもよらない答えが返ってくるはずです。


その答えは必ずあなたの人生をあなたらしく生きれるように背中を教えくれるはずです。




この作品は「さようなら、ありがとう」というタイトルです。

No.La-017「さようなら、ありがとう」ジクレープリント額装 L size

そして作品にはこのように、小さなお話がつけられています。

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さようなら、ありがとう


仕事の筆を止めパソコンを閉じ、寒くてもいいようにダウンジャケットを着た。

犬の花はすでに散歩に行けると気がついたようで、ぴょんぴょんと飛び跳ねている。

リードを首につけ、玄関を開けると勢いよく飛び出す。

「まて!」

と言うと花は止まり、僕の隣に戻ると足元にピタッとついた。

はやる気持ちは僕にも伝わっているが、ゆっくりゆっくりと足並みをそろえさせる。

海岸に着くと、そこにはもう夕陽に落ちかけている景色が広がる。

リードを外すと花は大きなジャンプをしながらで遠くまで走って行った。

「こい!」

と叫ぶと花は急転回し全速力で僕のところに戻り、また足元についた。

指先で小さくちぎったフードを口元寄せると小さく唇でハミながらそれを食べた。

よし。というと花はふたたび自由に走って行った。

僕は波打ち際まで行き、つま先に届きそうなくらい近づき潮の香りを嗅いだ。

今日は少しだけビールを飲もうと思う。

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このお話を読んで見て、どのような感覚が現れましたか?

目に飛び込んでくる絵は、見た人の自分の心に意識を向けさせる力があります。

そしてタイトルやお話のような言葉は、その意識を心の奥へと連れて行きます。

そこで一体に何に出会えるのでしょうか。

私が自らその心の奥へと降りて触れた感覚を頼りにして描いた100点以上の作品をご用意しました。

自分の心だけが反応するそんな作品を見つけてみてはいかがでしょうか。

4410ART

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