2020/05/21 09:32

みなさまおはようございます。

4410ART』の宍戸でございます。


今日は相模湾の全景をブルーのトーンで表現した「ハピネス」という作品です。

鳶の声が聞こえてきそうな、静かでゆっくりと流れる相模湾の潮の流れ。

当アトリエでは一番の人気であります。

作品にはこのような小さなストーリーが付いております。


ストーリー
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ハピネス

僕と彼女は、小さく指の先をつなぎながら、いつもの山の道を歩いていた。
強い角度で登るその道は、一歩進むごとにその景色を一変させた。
しばらく歩くと、海の水面はずいぶん低くに見えて、遠くもよく見渡せた。
彼女は僕の汗に気がつくと、自分のハンカチでそっと拭いてくれた。
彼女はハンカチを握ったまま、僕に「なんでも言ってね」というふうな笑顔を向けた。
僕は少し俯いて、頬を緩ませた。

いつものテラスに着くと二人でいつものように大きな海を見た。
時折小さく風が吹いて、彼女の髪の先を揺らした。
少しだけカールをした彼女の髪の隙間から、切れ長の目尻が見えた。
どんな嘘でもバレてしまいそうな、その鋭い目の端の表情を見て、また彼女のことが好きになった。

僕はまだ彼女に嘘はついていない。
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そしてこの作品に関しては、ショートストーリーだけではなく、小説へと展開させております。

この世の中の状況ですとまだ不確かですが、今年の9月に個展を予定しております。

そこでこの作品を中心に、小説と一緒に作品展をする予定です。

無事開催にこぎつけるようでしたら、ぜひお知らせさせてください。


その前にぜひこの作品でお部屋を飾ってみてはいかがでしょうか。

それでは今日も良い1日を♪